どうも。働かない夫です。
皆さんはベネッセのお詫びの500円金券届きましたか?わたしはまだ届いていません。
詳しくはこちらへ
ベネッセの個人情報漏えい。大変だよなーって思っていたら、我が家にも届いた。でも、遅くね?
このブログへ来てくださる方も「ベネッセ 500円金券 届いていない」などの検索ワードでググってきていただいています。
情報を漏洩させておいて、「図書券送るからー」と手紙に対応したのに、図書券来ない。
好い加減にクレーム入れたくなってきていますよね。調べてみるともっとスゴイことになっている見たいです。
さすがに遅いぞ!と思っていたら以下のニュースが
ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、持ち株会社ベネッセホールディングスの個人株主が15日、事件で会社が巨額の損失を出したとして、原田泳幸会長兼社長ら事件当時の役員6人に総額260億円の損害賠償を求める訴訟を起こすようベネッセ側に請求した。提訴がない場合は株主代表訴訟になる可能性がある。
代理人弁護士によると株主は東京都の男性で、自身も娘の個人情報が漏れた被害者だという。提訴請求書では「個人情報を管理する会社の体制に不備があった」と主張し、持ち株会社が対策費用として計上した260億円の特別損失を賠償させるよう求めた。
(ベネッセに株主が提訴請求 役員6人に260億円 より引用)
おおっ!スゴい内容www
気になったので、①この訴訟問題について ②いつ届くのか? ③意味のわからない「ベネッセ子ども基金」について調べてみました。
ベネッセ問題
①訴訟問題【追記あり】
ベネッセという会社に訴訟を要求しているところがポイントですよね。社長、役員が経営しているのに、その人たちを訴訟しろって事ですね。会社として会社の役員個人に訴訟。
これは、株について考えると気がつきます。
ベネッセは株式会社で株を発行しています。
株を持つ=会社のオーナーの一人となることを意味します。
今から約10年程前の2005年頃のライブドアのフジテレビの株を巡る話題がありましたが、株の過半数を持つと経営権がその人にあるようなものなんですよね。
株=会社の一部
もし、仮に会社が解散した場合は、(1/発行株式数)×純資産で計算されて、純資産が株主に分配されます。稀なケースになりますが、過去にやむを得ず解散したケースもあります。
今回のケースでは、その損害額を経営を任せている役員6人個人として損害賠償を求めるという形になっています。
訴訟が通るのか?
仮に訴訟に勝った場合はリスクの無い投資になります。株式市場は一定のリスクを受け入れて投資をします。例えば、東京電力の株価の低下を考えると2000円前後あった株が酷いときだと230円近くまで下がっていますし、それ以外にも数々の不正をしてきて上場廃止なんて物は多数ありますからね。
そんな株はさっさと損切りしてしまえば?って感じですけどね。
まぁ、面白いケースだな〜と今後の流れに期待。
期待した結果(2015年1月29日更新)
oh…いつの間にか膨れ上がっているwww
この訴訟は株式云々ではなく情報の質の話でしょうね。誘拐や詐欺被害に利用される可能性はありますからねー。
一人当たり5.5万円は訴訟を起こした人だけでしょうかね?全ての人にでしょうかねぇ。
通信教育大手ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で、全国の被害者1789人が29日、同社側に1人当たり5万5000円の損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こした。
提訴したのは、東京の弁護団が昨年12月に結成した「被害者の会」の呼び掛けに応じた顧客ら。弁護団は2月中にも1000人規模で追加提訴するという。
親会社のベネッセホールディングス(HD)の調査では、約3504万件の個人情報が名簿業者に売却されたことが判明。同社は昨年9月、1件当たり500円分の金券を送付すると発表した。
原告側は訴状で、「流出した情報は各世帯の家族の情報が統合されており、各種業者には利用価値が高い。被害者は子どもの誘拐や詐欺被害など、生涯にわたって不安にさいなまれる」と主張している。(1700人余りが提訴=ベネッセ情報流出―東京地裁 より引用)
一応、財務面では2014年の【現金及び現金同等物の期末残高】で93,835百万円とされています。
3504万件で一人あたり5.5万円・・・192.72百万円(計算早い人あっていますか?)
この計算なら支払えるっぽいですねー。
(データはベネッセホールディングス財務諸表より引用)
お届けの目安②いつ届くのか?
- 9月中受付分:11月末頃までにお届け
- 10月中受付分:2月末頃までにお届け
- 11月中受付分:3月末頃までにお届け
- 12月以降受付分:現在、調整中(最長で6ヶ月程度)
(お詫びの品で申し込んだ図書カードはいつ届きますか。 より引用)
※受付は12月25日まで
どおりで来ない訳ですよね。どの辺りで手紙を出したのかを思い出してください。
だいたいこの日付に届くそうですよー。
③意味のわからない「ベネッセ子ども基金」
今回の事件の寄付先として設立した「ベネッセ子ども基金」公益財団法人を目指しているようなのですね。
- 子どもの安心・安全を守るための活動
- 経済的理由を抱える子どもの学習や進学の支援(今年度中に)
- 重い病気や障がいを抱える子どもの学習や進学の支援(次年度から)
- グローバル社会を生きる子どもの学び支援
- その他、子どもの成長支援に関する活動
+α 災害地の子どもたちの学びや育ちを支援する団体への助成(次年度から)
気になった質問
Q,寄付の選択者がいなかった場合はどうなるのでしょうか
A.基金が充分に活動出来るよう、相当分を弊社が寄付いたします。
その裏側では、希望退職者300名募る。
どこからそのお金を?経営はスリムにします。で、イメージアップに公共事業もしちゃいます。って感じがしますね。
Q.なぜベネッセが自分たちで財団を設立するのでしょうか。
A.一過性の支援や活動などにとどまらず。子ども達の為に長期的な取り組みを行いたいと考えたためです。株式会社では取り組みにくい公益性の高い活動を、財団法人を設立する事で安定的に実施していきたいと思います。
いいことを言っていますよね。
ただ財団法人だけ作って、社会に育ててもらえばいいんじゃないの?教育系の大学の方々に並んで、ベネッセの役員がいる事に不快感を感じますね。もしかして、キャリアの一部?
役員一覧はこちらから
(よくいただくご相談とその回答 から抜粋)
まとめ
まだ来ないのか!?とお怒りの方もいらっしゃると思います。届くまでに時間がかかるようなので少し待ちましょう。訴訟の問題はどうなるのか?は気になりますよねー。損失を役員が補填する事になりましたというIRは見てみたい。
あとは、ベネッセ子ども基金の活動。海外では教育系のNPOが盛んになっているそうですが、日本ではどうでしょうかね。有益なNPOなどに投資するならわかりますが、役員一覧を見ても大人の事情が見え隠れ。
そもそも、寄付する人いるのかな?わたしはしません!
【追記2015年2月7日】
ベネッセの図書券が届いた!
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