少し前に面白かったので紹介します。連載中のマンガで謎が多く先が気になるマンガ。
あらすじ
家の中でひたすら暇をつぶすひきこもりの青年。彼の唯一の楽しみは、毎日コンビニで見かける天使のような女子高生のあとをつけることだった。そして今日も、いつものようにあとをつけていたはずが――。
(漫画アクション より引用)
よく昔からある入れ替わりものですが、この作品は少し違います。
主人公の「ぼく」は麻理のなかにいる。しかし、「ぼく」のなかには「ぼく」がいる。日常を変わらず生活している。麻理は何処へいったのか?という内容になっています。
読み進めていくと(ネタバレあり)
- 麻理は「ぼく」を観察していた。
- 麻理は絶対に買うはずがないものを大量に購入していた。
- 入れ替わったあとの「ぼく」は麻理さんに関する記憶がなくなっている。
- 麻理さんから非通知で電話がある
など、先の気になってしまいますね。
男女問わずオススメ
(ぼくは麻理のなか(1) より抜粋)
妙にリアルなんですよね。ぼくの日常と麻理さんの日常とのギャップを焦っていたり、人間関係に苦しんだり。もし、一人だけ入れ替わったらどうなるのかを見事に描いています。
麻理さんが清楚かつ可愛い。キャラクターのデザイン、絵を見ても好きなんですよね。
この作者独特の心の葛藤を描いています。
現実逃避していた主人公にとって麻理は何もかもを忘れられる存在。
大学も、親も、就職も 現実から逃げられる。
モテない、コミュニケーション能力のない大学中退したニート?が現実から逃げたくなりますよね。ゲームして毎日が終わっていく生活。21時に来店するコンビニの天使(女子高生)に恋をしてただただ見ているだけで良いとストーカー?をしている。
麻理になってしまった「ぼく」
(ぼくは麻理のなか(1) より抜粋)
声をかければ・・・とか未練は無く。どうせ声をかけても上手く行かない。と諦めがあります。
ココロに秘めた扉をこじ開ける
気になった方はこちらもオススメします。
漂流ネットカフェ
楳図 かずおの「漂流教室」に影響された書いた漫画だそうで、内容は似ているところもあります。
大人になって子どもが生まれる主人公の忘れられない初恋の人との向き合い方がメインテーマ。学生時代に何かを引きずっている方にはオススメ。
悪の華
背徳的な内容。「思春期の特別な存在」から「普通の人間」になっていくストーリー
特に前半部分は展開が早く面白い。後半からは普通の人間になっていくストーリーが主になっています。
完結している押見修造作品の中でもメッセージ性の強い作品で面白いです。
【ぼくは麻理のなか】は絶賛連載中!
漫画アクションにて連載中の【ぼくは麻理のなか】は現在7巻まで発売されています。
漫画アクションの発売日は毎月第1・第3火曜日の隔週連載なので、もどかしい日々を過ごしています。続きがきになる・・・。
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