片付けない妻です!
自閉症児の視点と自閉症児を育てる母親視点。2つの視点を実際のお話をもとにした実体験コミック。
自閉症の特性はなんとなく理解していても、心理を知ることはなかなかできませんよね。『こんな風に見えている(思っている)んだ!』と勉強になりました!周囲の無理解がその子の人生を左右することもある。知らないって怖いなと。漫画でわかりやすく表現されているので、是非読んでみてください!
<この星のぬくもりを今すぐ読む>
赤ちゃんの時は手がかからない子もいる
主人公は愛里ちゃん。生まれた時から大人になるまでを描いています。
赤ちゃんの時は”泣かない手のかからない子”と母親。
初めての子育てだと『あれ?こんな感じ?』と思うかもしれませんね。
子育てしていると”一人目の夜泣きがひどかったから、覚悟していたら2人目はよく寝る子だった!”とかもよく聞きません?子どもの個性なのか、それとも特性なのかは判断のつきにくいところです。(おとなしい子が全て自閉症というわけではないですよ。)
自閉症は脳の機能障害。ぱっと見ではわからないので、周囲からも『えっ?』と思われがち。育児の中で”?????”という点が積み重なることも。保育園などの集団生活に適応できずに発覚することもあるようです。
笑わない、泣かない
赤ちゃんといえば”泣くことが仕事”というくらい。泣いて自分の欲求を伝えることが当たり前のはずが。。。
生まれてから数ヶ月たつと次のような特性がでてくることも。。
- ママと視点が合わない
- 笑わない
- 抱っこを嫌がる
愛里ちゃんの場合1と2ですね。
無条件に子どもを愛するのは当たり前か?愛せないのは親失格!のところで紹介したのですが、本来あるはずの赤ちゃんの微笑みや反応がないことで、親の関心が子どもに向かなくなることも。
赤ちゃんが欲求(空腹、睡眠、甘えたい…)を感じる
↓
不快だから泣く
↓
ママが適切にその欲求を満たす(お腹を満たす、寝かしつける、あやす…)
↓
この人はいつも満たしてくれる
を繰り返すうちに愛着を形成していけるんです
人見知りは親子の関係の表れと言われるけれど…
人見知りは”特定の養育者とその他の人がわかるようになったサイン”と言われています。
人見知りも個人差がありますが”全く泣かない、離れることに抵抗しない”というのはちょっと違和感を感じますが。自閉症では、人見知りがないこともあるようですね。
順番、環境などに自分のルールがある
自閉症ではいつも同じ状態に固執する”こだわり”の強い子も。作品中ではおもちゃの並べ方を帰らられたことで癇癪を起こしていますね。
他の人にはなかなか気づけなマイルール、マイワールドがあります。それに気づいて寄り添うことで相手も本人も滞りなく生活していけるようです。
成長していく中で…
親と子どもという世界が周囲を入れ始めると顕著に特性が出てくることがあるようです。
- 多動
- 癇癪
- 極度の偏食 など
様々な特性が出てくるので、集団生活では適応できないことも。
いずれ子どもが成長するにつれ”この子は自分とは違う”と気付くとからかいやいじめにつながっていくこともあり、本人は生きづらさを感じることも。漫画では、からかい、いじめ、周囲や教師の無理解などでどのように感じたか表現されていて、自閉症だけでなく発達障害に関する知識は最低限の知識はつけといた方がいいなと感じました。
まとめ
自閉症児の生きづらさ、母親の子育てのしにくさも表現されていて、周囲の理解がいかに必要かを感じました!
主人公の母親のように旦那さんが理解があったり、よい療育機関に出会えればいいけど。一人で抱え込んでいるママもたくさんいると思います。周囲の心無い発言とかね。最小限の知識を持っていれば接し方も変わってくると思う!是非読んでみてね!
自閉症スペクトラムについて描かれている漫画は他にもあるよ。
【拝啓 アスペルガー先生 マンガ版】『育てにくい子』困っているのは親じゃない。一番困っているのは子ども。もう一人で悩まないで!
光とともに(光とともに… 1―自閉症児を抱えて (秋田文庫 65-1))よい作品だけど、ちょっと長いので根気がいるかも。
今回紹介した作品はこちら。一巻完結で読みやすいですよ。
今すぐ読みたい方はまんが王国にてありましたのでどうぞ↓
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