中学生の勉強時間は学年+1時間という通説があります。勉強時間をかけると比例して成績が上がるものでしょう。
しかし、効率的な勉強のやり方でなければ、いくら時間をかけたとしても、無駄に勉強時間を過ごしているだけとなります。
中学生の勉強を効率的にやりたい。効果的な中学生の勉強方法をまとめていきます。
中学生の勉強のやり方
中学生の勉強には、予習と復習があります。
- 予習は「わからないところを知る」勉強
- 復習は「わかる」から「できる」への勉強
と考えてください。
ここでは、主に復習をメインとして勉強方法をお伝えしていきます。(予習に関しては次回)
やってはいけない勉強方法
まずは、やってしまいがちな誤った勉強方法かまとめていきましょう。
自分で問題を作る
英語の単語帳なんかはそうですよね。赤ペンで書いて、下敷きで消す問題を作るのもいけません。
理由は、時間の無駄だからです。中学生の単語集も数年前に比べて豊富に問題集が売っています。作成する時間を暗記に使いましょう。
ノートを写す勉強
模写と言われるものです。ノートを5回写す。10回写す類の勉強はいけません。写す作業が目的となり、実際に問題を出されたときに解答することができないからです。
暗記する(インプット)だけでは勉強になりません。問題を解く(アウトプット)ことをしましょう。
ひたすら問題を解き続ける
問題を解くことが勉強。正解です。3回は繰り返すと比較的定着します。
しかし、1回目からすでに正解だった問題も3回とも解いていませんか?時間は有限です。正解率100%の問題を練習しても点数向上は見込めません。
不得意な分野。「わかっている」だけの問題を「できる」に変えましょう。
中学生のテストは大きく2つ
- 定期試験
- 入試試験
この2つです。学年によっては実力テストも追加されます。中学生は小学生の頃とは異なり、定期テストを意識した勉強をしていかなければなりません。
定期試験、入試試験ともに出題される問題には傾向があります。定期試験では、定期テスト対策用のテキスト。入試であれ各都道府県別の過去問。
分野によって出題される問題には傾向があります。その傾向を掴むためにも問題数を数多く解く必要があります。
中学生の勉強方法
前置きが長くなりましたが、中学生の勉強で大事なのは、勉強量です。
時間ではなく解いた問題数に比例します。
ここからは、問題数を多く解くためにできるコツをお伝えしていきます。
※レベル別に対応が異なるので中間層をイメージしています。(50点~)
問題集に◯×をつける
市販の問題集(教科書の定期テスト対策用のワーク)をノートに解きます。
1回目の勉強
- 正解した問題:◯
- 間違っていた問題:×
を問題集につけます。ここでは曖昧な表記の△はつかいません。
採点が終わったら、間違えた問題の解説を読み、その場でやり直しをします。
この勉強方法でテスト範囲まで進めていきます。
(注意)数学は途中式を書くようにしましょう。理由:高校では途中式も採点に加えられるため
2回目の勉強
前回×だった問題だけを解きます。
- 正解した問題:◯
- 間違っていた問題:×
前回の問題集の◯×の隣に追加で記入します。
前回と同様に、解説を読み、やり直し。
定期テスト毎に別ノートを用意し
- ×だった問題を別の資料を使って「なぜその答えになるのか」を調べる。( 資料:教科書、辞書、別のワーク)
- わからない場合は、学校の先生に聞く。
×問題について調べたことを1冊にまとめていく。
3回目の勉強
- 基本問題は全て解く
- ×問題を全て解く
- (時間があれば応用問題も全て)
定期テストまでに最低3回は解くようにしておく。
まとめ
中学生の勉強方法は
- 問題数を多く解くこと
- 苦手な問題を特定し、回数を多く解くこと
ただ闇雲にやっていては時間の無駄遣いになります。毎回正解の問題を何回も解くよりも、苦手な問題の特定と改善のプロセスが大切です。
定期テストの対策がそのまま入試に活かされていきます。中学生の勉強時間で考えてはいけません。問題を多く解けたのか。量で測定してください。
次回は、予習と復習の違いについて解説します。
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