どうも、ハタオトです。
高校に行かず大学は通信制、独学で東大経済学部教授になった柳川範之先生の独学勉強の本を読みました。
勉強がテーマの本ですが、独学のススメって感じですね。
義務教育での勉強、高校、大学受験、資格試験での勉強方法とは別の勉強法で、学校では学べない勉強方法が紹介されています。(方法というよりも、思考法だと思いますが。)
むしろ、学校を卒業してから…社会人の勉強をどのように進めていけばいいのか?どういったやり方があるのか?といった疑問に答える一冊になっています。
この本は、高校生くらいから読んでほしいですね。誰も勉強で落ちこばれになりませんから。
独学勉強法
独学勉強法は学校の成績を上げるためのものではありません。また、短期的な成果(資格試験など)で合格するための勉強方法ではありません。
点数を取るための勉強ではなく、理解をすることが目的となっています。
まだ、わかっていないことを追求する。正解が無いことを答えることに価値があります。
独学の重要性
独学は 、これからの学び方の基本になってくるコンセプトであり 、生活をより豊かにしてくれるものです 。なぜなら 、これからは自ら学び 、自分で考えを深めていくことが求められる時代だからです 。
点数を稼ぐための勉強は作業です。それよりも、自分が納得できるか?その得た知識から別のものをアウトプットできるか?で将来は変わってきます。
単純に知識を覚えるだけの勉強の価値が下がっています。
インターネットの普及で検索をかければ、Wikipediaや辞書、過去の事例まで簡単に検索をかけることができるようになりました。。こうして、今書いているブログ記事も、その情報の一つです。
個人が情報を発信できる時代です。あふれている情報から「選ぶ」「決める」重要性が高まってきています。
そのためには、情報に振り回されない「軸」を作り出すための学習を身につける必要があるのです。
独学のメリット
学校では、全員が一定のスピードでカリキュラムを進めていきます。そうなると、一緒に進めない人は落ちこぼれ認定をされてしまいます。(もしくは自信を失う)
独学のメリットは、自分で進められる点にあります。自分の速度で勉強を進めていけるので、理解するまで行うことができます。
人によっては理解のスピードに差があることは事実ですが、速いほうが、よりよく理解できているとは、全く限らないからです。
もしかすると理解に半年かかる人の方が、1週間でマスターした人よりもはるかに深い理解しているかもしれませんし、その先どんどん、逆に理解のスピードが上がるかもしれないのです。
体験談から語られていますが、ひらめくときってあるんですよね。全く理解できないものでも、試行錯誤しているうちに目の前が明るくなるときがあります。そのあとはすげぇスピードで上達することがあるんですよね。
特にスポーツをやられていた方ならわかるのではないでしょうか?急に上達する瞬間があったはずですよ。
だから、理解が遅くても問題ありません。それは、深い勉強をしているだけなのかもしれなからです。できないと自信を失う必要はないんですよね。
独学のデメリット
とにかく、自分で管理しなければならないことです。
ここでのコツは目標を短期的に。小さく持つこと。
いきなり大きな目標にすると失敗する可能性が高い。完璧主義者のようにプロセスをしっかりと組み立てると達成されない場合に嫌になってしまいます。三日坊主ってやつですね。
柳川先生は3割できれば良い。と考えていたそうです。
勉強方法も理解に重きを置いているので、時間がかかります。
この2点がデメリットでしょうね。
独学に向いている人・向かない人
多くの人には 、完璧主義者でないと独学には向いていないというイメ ージがあるかもしれませんが 、実際はむしろ逆です 。あとの章でも書きますが 、独学を続けるには 、少しいい加減なくらいの気持ちのほうがうまくいきます 。
僕は、独学向きですね。完璧主義者ではありません。やってみて、ミスがあってもあまり気にしません。大雑把なんですよね。そこから、修正すればいいか。って感じで。
奥さんの場合は、完璧主義者なので、独学は向きませんね。模範回答がないと不安になりますし、行動の基準、ルールがないとやれない人なので。
具体的な独学勉強法
こちらは高校生の方向けの勉強方法としても採用してほしいですね。
書かれていることにすごく共感します。
- 本は3冊は読む。
自分の学習パターンと本との相性があるため - いきなり勉強を始めない。
まずは、相性の良い本を見つける - マーカーは引かない。
マーカーを引くよりも、2、3回本を読んだ方が、別の視点で気づきが増える。
一見すると非効率な勉強法に見えますが、間違った方向に走っていくのと同じからね。最初が肝心なんですよ。
学校で、同じ教科でも先生が違うとわかりやすい先生が出てきます。これも相性なんですよね。どんなに評判が良い先生や本を使っても、自分との相性が悪ければ、頭に入りません。
勉強をする前に相性の良い本を選ぶこと、自分なりの効率的な勉強方法を思考錯誤して取得することが勉強する前にやっておくべきことなのです。
勉強はわかっていないと感じる経験が大切
「わかっていなかったかも」と感じて、また前のところに戻ってじっくり考えるーそうしたことを繰り返したものほど、自分の身につくものだからです。さらさらと読めては身につかないのです。(中略)
「勉強している過程で「自分はわかっていないのかもしれない」と感じる瞬間をどれだけ経験したかというのが、実はわかるということなんだ」
この文章は勇気つけられますね。わかっているのか?を追求するには時間がかかります。が、勉強したことを身につけるなら、「わかっていない」経験を大切にできそうですね。落ち込むことはありません。喜びましょう。
まとめ
情報を選ぶには 、そのための基準が必要です 。その基準を与えてくれるのが学問です 。
周りの意見、答え、正解。これらが気になっているなら、まだ独学勉強法が身についていない証拠です。あなたはこれからも周りに影響され続けますよ。
将来の変化に備えたなら、独学をしましょう。正解を求める勉強から、自分の頭で考える力をつける基礎を身につけましょう。
高校も行っていないのにどうやって東大教授になれたのか?って話も少し載っていますねね。自分の勉強方法が不安な方はぜひ、読んでみてくださいね。
追伸、今回は、参考書や、本を読みなさいと書いてありますが…時代背景的にもネットを使った独学もアリかと思います。
1.4倍速で動画も見れるようですし。加速学習ができますよね。1ヶ月は無料で動画コンテンツを見れますので、独学の候補として活用してみてください。(もちろん、会わなければ無料のうちにやめておきましょう)
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基礎を身につけた大人の皆さんはちきりんさんの本を読んで思考力を鍛えてくと良いですね。セットでおすすめしておきますね。