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被虐待児のその後を描く【誕生日を知らない女の子】。これを読んでもまだ被虐待児のケアを軽んじますか?

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片付けない妻です。

 

『やった方は忘れるけど、やられた方は忘れないんだからね!』とよく母に言われました。

あぁ、あなたのことですかね?!

発狂する私。宥めるハタオト。

実際、被虐待児の周囲は助け出した後のケアにどれくらい重要さを感じているのでしょうか? 後遺症に今も苦しむ被虐待児の声をみなさんに届ける"誕生日を知らない女の子"をご紹介します!

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やられた方は忘れない

もう三十路間近の私がかれこれ虐待の渦中にいたのは10年以上前。ずっとひきづり続けてます。苦笑

子どもの時の方がそれは鳴りを潜めていたような気もするけど、気付いてなかっただけのようです。

救われてもまだ苦しみ続ける

約3200ページ。ページ数だけ見るとちょっとハードル上がります。苦笑

ストーリーは5章で一章ずつ完結しています。なので章ごとに読むのであればそんなに大変ではないかなー。

5歳まで誕生日を知らない美由

里親宅で初めて『お誕生日おめでとう!』と言われるまで知らなかった女の子が主人公。

「ありえんやろ!?」と普通の家庭で育てば思うかも。普通の家庭育ちじゃない私ですら誕生日くらい知っている。 誕生日やクリスマスなどの行事が何か?って知らない子いるんですよね。どういうことをするの?って。祝われた経験がないから、それが何かわからないんです。

  • 解離でボーッとしている
  • 感情のコントロールができない
  • 幻聴が聞こえる
  • 盗癖

などの後遺症に苦しみながらも里親や周囲に支えられ自分から克服するために努力していく姿を描いています。

物に異常な執着を示す雅人

寝る時間になると興奮する。気に入った言葉を繰り返す男の子が主人公。 初めて被虐待児を引き取った里親が児相と相談しつつも雅人とともに歩んでいきます。

思い通りにならないことがあると全てを0にしてしまう。物事は全てを白か黒。それ以外は親に認てもらえなかった結果ですね。

うまくいかなかった時『死んでしまう』という言葉を口にするのも全て0にという意識が働いています。 物事を全て白か黒でしか判断できない人生は非常にきついよね。

施設の生活しか知らない拓海

台所から香る夕飯の匂い、味噌汁の湯気を知らない主人公の拓海。

施設内での虐待に近い生活を強いられ、何とか里親に引き取られた拓海。 里親家庭でずさんな施設の状態が露見していきます。生活習慣が何一つ身についていない。

他にも将来に希望を持てない雅人。小学四年生と言えばいろんな夢があるのにね。 この一文がとても考えさせられます。

「ママ 、大人になるってつらいことだろ 。俺はもう 、死んだ方がいい 。大人になっても 、どうせ俺はバカだから 、お仕事はできないし 、今 、死んだ方がいい 。大人になるって 、つらいことだろう 」どっしりとした大きな男の子が身体を震わせて 、ボロボロと泣きじゃくる 。まだ 、たった小学四年生だというのに 、なりたい夢もなく 、高校にも行けない 、仕事もできない … …と泣いている 。自分の前にそんな未来しか見えないのなら 、それはもう 、つらいに決まっている。

余談ですが… 厨房でご飯が作られる施設では知らないことも存在します。 例えば…

  • 魚は切り身で泳いでいると思ってる
  • ご飯の炊き方がわからない
  • 味噌や醤油などの調味料が何かわからない など

驚きますよね。本当にある話なんですよ。普通の子は買い物に出かけた時にどんな形で売られているか見ますよね?夕方に台所でご飯を作るから香りもわかります。

だから、施設では月1でクッキングの日を作ったり、買い物に出かける機会を作るところもあるんですよ。

家族に無条件の愛を捧げる明日香

家族に邪険にされても家に戻りたい主人公。 読んでると私情ですが、この子の家族にめちゃむかつく。

  • 引き取る気もないのに家に戻すという飴を使う母
  • それを止めるどころか母親に当たる義父
  • 主人公を蔑む弟、妹

引き取ってもらえることを信じて自分の周囲を傷つけて、居場所を無くそうとする主人公になんとも言えない感じになりますね。

主人公の心をズタズタにして、挙句再保護で情短に措置されることに。

実際、措置された子どもの家庭復帰はとてもデリケートな問題。一歩間違えれば再度虐待されることもあるので。

この章を読むと文月メイさんの"ママ"という歌を思い出します。気になったら聞いてください。

大人になっても抜けない沙織

世代間連鎖を描く章。

  • 強姦
  • 実父による性虐
  • 継母からの仕打ち

などを受け、トラウマを抱える主人公。唯一大人になった被虐待児のその後を描いています。

感情のコントロールが難しくて、スイッチが入ると自分がされたことと同じようなことをしてしまう。 もちろんいけないことだけれど、大人になった今でも治療を受けながら子育てをしている主人公。されて嫌だったことを自分もしてまうことに対する自己嫌悪は尽きないと思います。

まとめ

何度読み直しても心にずーんと重くなります。

虐待のケアは早ければ早い方がいいと思います。そして中途半端はいけません。

私は向き合えるようになるまで人生を半分廃人のように過ごしました。私の兄弟は非行に走り、自分の人生をズタズタにしてしまいました。(今ではまじめな青年ですけどねー。)過去の出来事になったはずなのに時折表面化して苦しむ時があります。

しっかりケアさせてもらえたら、青春時代をもっと楽しめたかな?と思います。

今回紹介した本はこちら↓

あなたの通報で救われる笑顔があります! 【189(いちはやく)】覚えやすくなったダイヤルで救える命はあるのか? | もう、共働きやめます。

  • この記事を書いた人
mama

片付けない妻

子育てするよりも働いている方が良いというバリバリなキャリアウーマン。虐待を受けた経験があり、児童虐待、福祉関係に関する情報を発信しています。

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