片付けない妻です。
子どもを出産しても働き続ける選択をした私は”時間短縮勤務”というものを使用していました。
出産前に上司は、こんなこと言ってました。
- 『うちの会社は、働くママの味方ですよー』
- 『結婚、出産しても続けてね。』
- 『大丈夫、サポートするから!』
「もー!!嘘ばっかやん。」会社の建前と本音を見抜けなかった私が「自分でなんとかするしかない!」と悟るまでの時短体験談です。笑
働くこと(時間、仕方)は自分で管理できるよね
私の働いていた会社では、1日に3時間まで短縮することができました。
と、いうことは…実労働は5時間でよいわけです。
ですが…私の労働時間145〜160時間。
平均7時間
「おい。なんも短縮されとらんがね。苦笑」
そう、実際短縮されていたのは今まで残業していた時間。
働ける時間をMAXでだせばその時間が丸々スケジュールに反映。
復職当時、とにかく働けることが嬉しくてそんなこと気にも止まらない。
何でも自分でこなしてしまう。
「働けるって幸せー♡♡」
と思っていた当時のお花畑脳にチョップしてやりたい。。
痛い目に会うのは自分がしんどくなった時
それから数年後。
お花畑脳の私は、痛い目にあいました。
- 『育児と家事の両立がしんどい…。』
- 『自分に費やす時間がない…。』
そうなんです。できる時はいい。
でも、自分と家族がしんどくなった時…ものすごく後悔することになります。
他にできる人がいませんでした…
気づいた時には既に遅い…。
そう、自分の仕事の仕方や時間管理もまずかったけど。
これが一番痛い。一番しんどい。
『代わりにできる人がいません』
かろうじて、自分じゃなくても誰かできるよにしていたつもり。
性分なのか全部自分のクオリティでやりたい…。
人に伝えてこなかった罰がここで私の足枷になるわけです。
肩身がせまい
ま、これは気持ちの問題なんですけど…
時短の何が辛い?
私は『肩身がせまい』でした。
- 子どもの行事
- 子どもの病気
- 時間、日程的に無理なシフト
などなど…周りに助けてもらうことが多かった。
エリアの男性社員からは『時短は使えない』と言われ…
未婚の女性社員からは『子どもがいると昇進はできない』と言われ…
結果を出しても、時短であることが全てをマイナスにしている気がする。
そんなことに当時の私は…ウジウジ、グズグズ。
会社の本音と建前
『うちの会社は、働くママの味方ですよー』
『結婚、出産しても続けてね。』
『大丈夫、サポートするから!』
いくらこーんなこと言ってても、やっぱり会社はフルで使える人材が好き。
本音と建前ってやつですな。
『結果が出せればそれでいい』って言ったやん。
うーそーつーきー!!とお花畑脳の私もようやく目を醒ましました。
時間短縮勤務は法律で定められている
法律だと3歳未満の子を養育する労働者が対象。
就学するまでが推奨されているわけですが…。
(ちなみに私の会社では小学校卒業するまでです。)
○ 働きながら育児をすることを容易にするため、3歳未満の子を養育する労働者について、次のいずれかの措置を講じなければなりません。
1 短時間勤務制度
(1) 1日の所定労働時間を短縮する制度
(2) 週又は月の所定労働時間を短縮する制度
(3) 週又は月の所定労働日数を短縮する制度(隔日勤務、特定の曜日のみの勤務等の制度をいいます。)
(4) 労働者が個々に勤務しない日又は時間を請求することを認める制度
2 フレックスタイム制
3 始業・終業時刻の繰上げ・繰下げ
4 所定外労働をさせない制度
5 託児施設の設置運営その他これに準ずる便宜の供与
その他これに準ずる便宜の供与の例として、ベビーシッターの費用を事業主が負担する等が考えられます。
なお、1歳(1歳6か月まで育児休業ができる場合にあっては、1歳6か月)以上の子を養育する労働者については、これらの措置の代わりに育児休業の制度に準ずる措置を講ずることでも差し支えありません。
○ 3歳から小学校に入学するまでの子を育てる労働者について上記の勤務時間の短縮等の措置を講ずることが、事業主の努力義務として求められています。
そうです。時短は法律で定められている!!
- 『毎日しんどー』と思いながら長時間勤務する
- 『代わりがおらん』と休日も気にしている
- 『肩身せまっ!』と心を痛める
そんなことする必要はどこにもない!
と悟りを開いたのでした。笑
時短で働くのに大切だと思うこと5つ
悟りを開いた私。
そこから自分が時短を使う上で最低でも何をしなければいけないか考えました。
『周りから愛される(助けてもらえる)時短社員になろう!!』
それを達成するために5つのことを徹底。
すこーしだけ、愛され時短社員になれたのではないですかねー。笑
①お礼の言葉は欠かさない
これ。当たり前だけどすごく大切。
自分は言ってるつもりでも意外と伝わらない。
例えば…子どもの急な発熱。
早退する(休ませてもらう)時に一度目。
次会った時に子どもの状態+お礼二度目。
(お礼二度目で、全快したことを伝えて三度目。)
繰り返し伝えたって相手は悪い気はしないものです。
②気持ちは伝える
同僚、部下、上司。
一緒に働く仲間に
- 「あの人何考えてるんだろ?」
- 「余計なお節介じゃないかな?」
なんて思われていたら損ですよね。
『いつも助けてくれて助かっている。嬉しい。』と気持ちを伝える。
『あなたとお仕事させてもらってよかった!』
気持ちを出すって恥ずかしい。
でも、そんなこと言われたらつい応援したくなりませんか?
③期限、時間は守る
人として当たり前。
期限や時間を確実に守るって難しい!!
人より短い勤務時間だからこそゆとりを持って仕事を進めるといいですよね。
助けてくれるからっておんぶに抱っこはNG。
本当に助けて欲しい時に助けてもらえなくなります。
万が一、遅れる時は必ず謝罪と予定日(時間)を伝える。
さらに仕上がった時にもう一度謝罪。
自分ができることは確実にこなす!愛され時短社員の大切な要素。
④頼り上手になる
①と②を使いながら、人にお願いする術を学びました。
『どうしたら快く引き受けてくれるか?』
これって結構ポイント。
だって、頼み下手な人の仕事をイヤイヤこなすのは苦痛。
頼む方も上手に頼まないとね!
そして、頼むだけではあかん!!ということで進んで手伝いを申し出ましょう。
手伝えない時には『手伝えなくてごめん。できる時は協力するから懲りずに声かけてね』なんて一言添えられるとポイント高いかも!
⑤結果は出す
仕事なので”結果”を出すのは当たり前。
それは時短も一緒です。
時短だからこそ結果を出して会社に貢献することも大切。
結果を出した時にも…『みんながいるから、結果が出せた』っていう気持ち!
すごく必要だと思うんですよねー。
まとめ
助けてもらって当たり前!はフェアじゃない。
時短を使う側にも”マナーと心遣い+結果”が必要。
愛され時短社員になれば自分のストレスも減ると思うんですよね!
少なくとも私は持ち場でのストレスは、減っていきました。
上司の圧力はすごかったけど…。
会社の本音と建前さえなんとかなればなー。と思う毎日であります。笑