『子どもが何回言っても言うこと聞かない!!』
子どもと関わってるとよくあること。
子どもが行動するまで何回も言って聞かせるのも一つの手段です。でも、言う大人も言われる子どもも案外ストレスですよね。身に覚えないですか?
そんな時"お話"がもつパワーを使ってみませんか?
昔の人も使っていた"お話"の力
『むかーしむかし』でおなじみの昔話。子どもの頃、絶対一度は聞いたことあると思います。面白いものから、怖いもの、悲しいものまで‥大人になった今でも覚えている方も多いのではないでしょうか?
昔の人は"お話"のプロ!
私は、昔話を聞くと子ども心に『善意には善意が、悪意には悪意が返ってくる』と感じました。大半の人は何かのメッセージを受け取っていると思います。
昔の人は、昔話に生きていくための教訓などを昔話に込め、それを家族や村の中で語り継ぎました。
あなたの知ってる昔話は本物ですか?
昨今では、昔話やグリム童話などが『残酷だ!』『子どもにふさわしくない』などの理由で変更とか改変されています。
この変更や改変は"お話"がもつ本来の意味を消失させているようです。
意味変わってない?かちかち山
かちかち山の例をあげてもいくつか存在します。
現代のかちかち山
- タヌキがおばあさんを大けがさせる
- かわいそうなおじいさんをみてウサギがタヌキに復習
- タヌキは懲らしめられ、改心しみんな仲良くする。
ざっくりと言えば「悪い事をすると仕返しされるよ!でもみんな仲良くね!」といったところ。
昔のかちかち山
- おばあさんを殴る(おばあさんは死にます。)
- (一番最古のもの)タヌキがおばあさんに化けてババ汁を作り、おじいさんに食べさせる
- ウサギは仕返しをする。(2通りある)
- 見殺しにするバージョン
- 積極的に溺れさせるバージョン
- タヌキの更生などなく終了。
あれ?これだとちょっと意味変わってきてない?
詳しくは昔話「かちかち山」の内容が今と昔で違うって本当?をご覧ください。
お話はたくさんしよう!
大好きなパパやママ、保育士さんの語ってくれる昔話や童話も子どもは大好きです。
『大好きな人が自分に向けてお話ししてくれる!』こんな素敵なことはそうそうありません。
昔話や童話だけではネタがつきます。いつも『むかーしむかし』ばかり!大人でも飽きちゃいますよね。
そんな時、絵本がお役立ち!!
絵本の世界は魅力的

photo credit: ゾウさん(点字+点図)_1.jpg via photopin (license)
子どもは絵本が大好き!!
自分の気にいる絵本があると子どもは何度も読んでほしいとお願いしにきます。
その秘密は「絵」と「台詞」にあります。
絵本と子どもの関係
いつ頃から本を読む?
4歳児くらいです。この時期になると文字に対する興味から、文字を覚えてたどたどしくお話を読めるようになります。それまでは、身近な人に読んでもらうことばかりです。
小さい子は繰り返しがお好き!
3歳くらいでは、繰り返されるセリフが大好き!お気に入りのセリフを遊びの中で使ったりします。
例えば、おおきなかぶだと『うんとこしょ。どっこいしょ。』は子どもが大好きなセリフです。
我が家の真ん中の子は、6ヶ月から保育園に通ってましたが、一歳半くらいにだるまさんシリーズを覚えて『めっ!』とか『ぷ』とかやってましたよー。
絵本は子どもの日常に自然と入り込んで、子どもたちに様々なことを教えてくれます。
絵本を読むときは‥
絵本を子どもに読むときは、膝に乗せたり、一緒にお布団に寝転んだり‥子どもとスキンシップをとる時間にもしてしまいましょう!
入眠前の習慣として、絵本を読むのも効果的ですよー!
もちろん、声に抑揚をつけてくださいね!子供が感情を読み取るようになります。
幼児教育でも使う"お話"の力
保育園や幼稚園でも"お話"の力を使って子どもたちに様々なことを伝えます。
例えば‥
- 交通ルール
- 生活習慣
- 食育
などがあります。ストーリーで伝えることで、子ども達にイメージしやすいようにしています。
絵本を読むときもただ読むのではなく、行事や生活、人間関係などに絡めてねらいをもって読んでいます。
まとめ
今まで何気なく読んでいた絵本ですが、子どもは『◯◯するとダメなんだよねー!』など絵本から学んでることがあります。
ながーく説明されるよりも、ストーリーから子どもが勝手に学んでいるものですよ。絵本あります?読み聞かせように何冊か持っていた方がいいですよ。
Posted from するぷろ for iOS.